研究結果:音楽レッスンは発語認識に役立つ

sheet music

英語で書かれていた、ある研究を要約しました(原文)。
参加者:55歳から75歳までの健康な方(*音楽レッスン経験者=10人、未経験者=10人)

*ここでの「音楽レッスン経験者」の基準は、14歳までに音楽レッスン始め、最低10年間続けた人

試験方法:参加者はヘッドフォーンをつけ、シンプルな母音や、もっと難しい発語を聴き、それを出来るだけ正確に認識する。研究者は、EEGで参加者の脳の活動を記録。

結果:音楽レッスン経験者が、未経験者よりも、効率よく、正確に発語を認識した。

(私の感想)同じ「音」を聴いても、人によって脳の働きやスピードが違うのですね。”皆、同じように音を聴いているようで、実はそうではない”という経験が、自分でもあります。例えば、英語の同じ(発音の)言葉を日本語で書くと、人によって、かすかに書き方が違う事。アメリカ英語、イギリス英語、またオーストラリアの発音は異なったりするので、その点での違いはわかります。しかし、アメリカに長く住んでいる人の中でも、同じ英語の言葉を日本語で書くと、結構、異なる事があります(アメリカ国内でも、少し発音が違う事がありますが、殆どの人が同じような全米放送テレビ番組を見ているので、基本的なところは同じ)。例えば、牧師(chaplain)は、自分にとっては「チャプラン」と聞こえますが、「チャプレン」と書いている例を見た事があります。

また、英語のネイティブスピーカーにとって「R」と「L」は、全く異なる音ですが、日本人にとって、この二つを聞き分ける事はとても難しい(Play/pray, flight/fright など。特に早口で話されると、かなり困難)。そこで、自分で考えた対策方法は、これらの言葉の「音色」を聞き分ける事。暗い音、こもった音だったら「R」で、明るく晴れ晴れした音だったら「L」という判断を勝手にする(自分的には、成功率高いです。)。ここで、自分の音楽トレーニングが役に立っているのでは?と思いました。音楽を演奏する場合、正しい音符を弾くだけでなく、音色にも注意を払う事が大切だからです。

話は少し逸れましたが、上記の研究によると、音楽レッスンは、その後の発語認識に役立つ=コミュニケーション円滑に繋がるという事です。