音楽と痛み(私の経験)

何日か前、ツイッターで『ここ最近、音楽のお世話になりました』と呟きましたが、今日はその理由について書きたいと思います。普段あまり病院に行かない私ですが、ここ何週間か痛みを伴う症状で、病院通いが続きました。とろこで、痛みにもいろいろな種類がありますが….このウェブサイトは『痛み』についてわかり易く説明しています。

自分の『痛み』の経験で感じた事は、ストレスレベルや心理状態が大きく『痛み』に関係している事。例えば、病院の待合室でアメリカンフットボールの中継がテレビで流されており、またその音量が高く、自分にとってうるさく感じ、それがストレスレベルの上昇に繋がりました(残念ながらこの時は、ノイズキャンセリングイヤホンを持っていませんでした。)。また、音楽でも強いビートがある曲を聴くと、ズキズキした痛みがさらに増すような感じがしたのを覚えています。

どんな音楽を聴きたいか?と自分に問いかけ、たどり着いたのが、Joao Gilberto (ジャオ ギルバート)のボサノバ。普段は、リラックスしたい金曜日の夕方、夜などに彼の音楽を聴きます。しかし、今回の目的に関しては、オーケストラや他の音楽家と演奏したものではなく、彼の声とアコースティックギターだけの曲を好みました。特に自分がリラックスできて、『心地よい』と感じた曲はバラード。なぜ、ギルバートの音楽が自分にとって一番効果的だったか?と考えると。。。。

  • ”やわらかい”音質=彼の声もギターもリラックスした、ふわっとした感じなのです。それを聴いていると、肩の力がすっとぬけ、自分まで一緒にリラックスする。
  • (多少は)体が覚えている=自分の中で、”ギルバートのボサノバは金曜日のリラクゼーション”となっているのです。それなので、彼の曲を聴くだけで、金曜日のリラックス感覚を体験する。
  • 歌詞の意味がわからない!=歌詞はポルトガル語なので、意味は全くわからない。これはとてもプラスなのです。なぜなら、歌詞によって余計な感情や記憶が呼び起こされない(特に記憶には要注意。悪い思い出は、リラクゼーションには逆効果。)。私はギルバートのポルトガル語をまるで”楽器の音”のように聴いていたと思います。
  • 基本的にシンプルなものを選択=ハーモニーは美しいが、ギターと声だけで、ごちゃごちゃしていない曲が心地よく感じられました。オーケストラが入ったり、他の色々な演奏者が加わると、脳がいろいろなものに注意をひかれ、(体が弱っている状態の)私はリラックスできない(体が弱っている時に、脳を使いすぎると疲労感が増す)。これは、自分がミュージシャンである事も原因だと思います。ミュージシャンは他の人に比べ、音楽を分析する傾向がある。

ギルバートの音楽は、私をリラックスさせ、(ひどくない)『痛み』の経験や不安感をやわらげました。もちろん、彼の音楽が私に効果があったからといって、他の人に効果があるとは限りません。個人により、反応は異なると思います。また、音楽を聴いたからといって、他の治療が必要でないという事ではありません。きちんとお医者さんの指示に従う事が大切です。もちろん急に痛みが増したり、体調が悪い時は病院に行きましょう(私もそうしました。)。