人間が死に近づいた時……

今日は、ホスピスの患者さんの話です。あの世に行く準備が出来た患者さんの中には、一人で過ごす時間を好んだり、来客を拒否したりする事が多々あります。

この現象は、死が近づいた方によく見られる光景です。それなので、患者さんが訪問を断っても、それを”拒否”だと思わないで下さい。

おそらくその患者さんは、あの世に行く準備をしているのです。

人間が少しずつ死に近づいた時、どのような行動をとったり、発言をしたりするのかを知る事は、ホスピスで働く上でとても大切です。

先立った家族の方の夢を見たり、その方について話をしたりする事も、死を間近にした方によくみられる光景です。

私の患者さんは、キリスト教徒の方が多いので、(幻想で)天使を見る方もいらっしゃいます。

私、ホスピス音楽療法士に出来る事は、患者さんとその家族の意見を尊重しながらサポートする事。

患者さんが一人でゆっくりしたいならば、そのチョイスを尊重する。これもサポートです。

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カラフルなピアノ:Play Me, I’m Yours — Part I | Peach, Plum, Orange

下のサイトをクリックしてください。

とってもカラフルなピアノ!!写真を見ているだけでも、心がウキウキしてしまいました。私も、古くて壊れかけたピアノを買って、”自分色”にペイントしてみたいなー。

Play Me, I’m Yours — Part I | Peach, Plum, Orange.

興味深い本!

今日は二冊、本を紹介したいと思います。

音楽療法の本ではありませんが、音楽がどのようにして人に影響を与えるかなど、興味深い事がたくさん書かれています。

ズバリ、音楽療法関係者なら必読!!

下の題名をクリックしたら、その本のリンクにつながります。

音楽好きな脳ー人はなぜ音楽に夢中になるのか?

音楽嗜好症(ミュージコフィリア)―脳神経科医と音楽に憑かれた人々

エンジョイ!

世界の論文、本を探せるサイト

世界中の音楽療法、その他の論文、記事、本を探しているならば、WorldCat(世界最大の図書館)が役に立つかも知れません。

私も最近このサイトを見つけたのですが、無料登録した際には、色々な文献を読む事ができます(もちろん、すべてではないですが)。

また、英語での論文ならば、PUBMED (ほとんどが要約のみ)でも探す事ができます。

論文や学校の宿題の資料を集めるため、大学の図書館のサーチエンジンや、グーグルスカラー(Google Scholar)を使う方もいらっしゃるでしょう。

皆さんは、どのような方法で、音楽療法関連の文献を探しますか?お勧めがあったら、ぜひコメント欄でシェアしてくださいね。

なぜ音楽療法士を医療チームに加えるべきか?

医療チームは、医者、看護士、理学療法士、作業療法士、言語療法士、管理栄養士、社会福祉士、臨床心理士、介護士など、様々なプロフェションから成り立っています。

専門家がそれぞれの長所を生かし、患者さんの手助けをします。色々な専門家がいれば、医療チームは各患者さんのニーズに応じた治療、ケアを提供する事ができるのです。

もちろんそれは、その専門家達がコミュニケーションをはかり、チーム一丸として、患者さんの”ゴール達成を目指す”という事を前提にしていますが。

医療チームを工具箱(プラス&マイナスドライバーなどが入っている)と考えて下さい。そして、チームメンバーはその中に入っている色々な工具(大きさの違うプラス&マイナスドライバーなど)。色々な工具があれば、様々なニーズに対応し、問題を解決する事ができます。

音楽療法士も、他の専門家の様に長所があります。例えば、認知症が進行していくと、抽象的思考、執行機能、言葉の理解などが困難になります。言語を必要とする療法、特に高次の認知を必要とするものは、進行した認知症には適切ではありません。

しかし、音楽療法は高次の認知を必要としないのです(もちろん、音楽の種類、アプローチによりますが。その理由で、音楽の原理、影響、療法的作用の知識が豊富な”音楽療法士”が必要なのです。)

きちんとした音楽療法プログラムにより、認知症が進んだ方でも、(最大限に)音楽に参加する事が出来、社会参加を行い、そしてコミュニケーションがはかれるのです。また、これらは、鬱、孤立、苛立ちなどの軽減にもつながります。これは本当に、音楽療法の長所です。

あなたの医療チームに、音楽療法士という”ツール”は入っていますか?